現在の陸上競技では投げた槍の飛距離

長柄形の武器は、基本的に使用者の身長辺りから、それより2倍位までが最も無難であるとされるが、使用者の身長の数倍以上の物を扱う者もいる(大体基準4〜6m位)。逆に1m位の物も有り、片手で扱う武術もある。「無用の長物」と言うように、使用者が扱えない程長くなれば戦闘に殆ど使えないと言う事も有り得るので、特殊な方法(集団戦法など)を除いて自分の力量や戦術に似合った大きさの物を選ぶ方が良い。単純に刺すだけでなく、叩く、薙ぎ払う、掠め・叩っ斬る、絡める、引っ掛ける等様々な戦い方が開発されている。黒檀と黄銅製ヌンチャク 練習、収集用 黒


両手剣類を扱い易くする形で、槍に似た形を得た武器もある。長巻やツヴァイヘンダーなどがいい例であり(刀身根元付近に刃着けしないかあるいは革柄で覆ったリカッソと呼ばれる部分を施したグレートソードや、同様に大太刀から長巻に変遷する途中に刀身中程まで柄巻きを施した中巻野太刀のように、形状は異なっても扱いが槍や薙刀に近似しているものもある)、何より原始に初めて槍が使われ始めた頃から現代に至るまで、一部の例外を除き基本的な構造にほとんど変化が見られない事からも、槍は武器として一つの完成形とも考えることが出来る。19世紀頃になると火器類が普及するようになり、槍はこれに取って代われていった。しかし戦闘時に於ける槍としての機能の有効性は未だ健在であり、軍用のサバイバルナイフの中には柄の部分が空洞になっていて、そこに木の枝を挿し込んで(ソケット式の)槍にする物もある。銃剣も剣と書いてあるが実際、扱い、形状共に槍(銃剣単体=穂、銃身=柄、とも見て取れる)であり、歩兵銃にも銃剣が付けられる事を最低条件としている国もある。元々工具のシャベル(形状が一般的な槍に似ている)も時には白兵戦の際の打撃武器として有効で、特に塹壕戦では白兵戦用の武器の中で最も活躍した立派な武器として認知されている。Ti-6Al-4Vチタン合金ヌンチャク


槍を投擲する概念も、現在の陸上競技では投げた槍の飛距離を争うやり投が存在する。しかし、投射の目的で作られているピルムやアフリカ、オーストラリア、ニュージーランド、パプアニューギニア、ポリネシア・メラネシア・ミクロネシア太平洋諸島圏及びハワイ諸島、南米奥地等にかつて観られた狩猟・戦闘兼用の投擲槍等を除き、ほとんどの槍は、投げる事には不向きである。




2011年02月10日 Posted by木製組み立ておもちゃ at 16:26 │Comments(0)

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